2014-04-23

ハシヅメミツコ ガラスの器展

hashizume_11

2011年6月25日(土)~7月3日(日11:00 -18:00 会期中無休
(会期前日と翌日は、準備と常設への転換のために休業とさせていただきます)

グリーンなどのナチュラルな色は森林浴気分。
さわやかで清潔感いっぱいの白。
そしてビビッドな赤系は夏のパワーを感じます。

ハシヅメさんは、粉状のガラスを石膏型にいれて、電気窯で溶解し成型するという、キルンワークの技法を使っています。
溶解時に気泡が入るので半透明になり、さらに色ガラスを混ぜることで様々なやわらかい色を作り出します。

この左上のお皿でいうと、それぞれの色で四角の板状のパーツをつくってから大きな石膏型に並べ、そのスキマには粉状ガラスを敷き詰め、窯で溶解。一枚の真っ平らなガラスにしてから、フチが上がっている別の石膏型の上において窯にいれると、熱で柔らかくなり、そのフチ上がり
の型にうまく収まってこの形になる、という手間がかかる仕事です。
さらに石膏型から出して磨くことで、すべすべと心地よい肌合いになります。

この細かい仕事の積み重ねと、素晴らしい色あわせの感覚で着物の柄のような、しっとりとした日本情趣を感じさせるガラスの器ができあがるのです。

使いやすい形にもこだわるハシヅメさんのガラスで涼やかで美味しい夏にしませんか。

<売上の一部を、東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄付させていただきます>

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