2014-04-23

鶴野啓司展

tsuruno2003

2003年5月24日(土)~6月1日(日)11:00 – 19:00 会期中無休

人の心にすっと入り込んでしまう魅力があるのです。
その佇まい。そしてその余韻。
見るほどに、触れるほどに
トリコになってしまうのです。

焼きが良い、カタチが良い、土味が良い。
そして品格がある、などなど。
いわゆる’ヤキモノ’一般の良さを表現するコトバにはいろいろあります。
鶴野さんの作品には、それらすべてが当てはまるのです。
そして、お料理もお茶も美味しそうに引き立て、食の器としても、もちろん良し。
でも理屈より何よりも、「自分のものにしたくなる」器なのです。華やかな魅力をふりまいているわけでもなく、のほほんとしているのに。

表情豊かだけれども決して無理はせず、なるべくしてなったようなやわらかなロクロのライン。
それが生み出すちょこっと隙のあるとぼけた風情が琴線に触れるのでしょうか。

益子在住ながら、今回初めて益子の土とちゃんと取り組みました。でも、いわゆる益子焼のイメージとは一線を画すものになることでしょう。

食器・酒器・小壷・茶碗など。

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