2014-04-23

高橋禎彦展

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

2012年7月14日(土)-7月22日(日) 11:00 -18:00 会期中無休
(会期前日と翌日は、準備と常設への転換のために休業とさせていただきます)

どこまでも澄んでいる高橋さんのガラス。
ふわりと軽やかな空気感を纏い、きりりとした立ち上がりが美しい。

去年3月から5月にかけて、竹橋にある国立近代美術館工芸館で開催された高橋さんの個展は、20代後半に制作されたオブジェから50代前半の最新作のオブジェ、器までずらりと展示されそれは見事なものでした。

そのどれもが共通するのは、ガラスの特質を最大限にひきだしているということ。

そのクリアな透明度。
しゃぼん玉を膨らませているような、中にたっぷり空気が入って針をさしたらプチンと割れてしまいそうな、ナチュラルでやわらかい丸み感。
しずくのような、水飴のような今にも垂れてきそうな透明なガラスのカタマリのオブジェ。 どれもガラスが生き生きとしているのです。嬉しそうに見えるのです。

高橋さんのガラスの器は、そっと大事にしておきたい気分でもありますが、使ってみたい欲望にかられる器でもあります。
そしてもちろん、使ったらその良さにトリコになるはずです。

高橋さんのグラスで飲む美味しさは格別です。

関連記事