2014-04-23

岩本忠美(漆)・林健二(陶)二人展

iwamotohayashi10

2010年6月25日(金)~7月4日(日) 11:00 -19:00 会期中無休
(会期前日と翌日は、準備と常設への転換のために休業とさせていただきます)

岩本忠美さんの漆の器は、すぐに今の生活にすっと溶け込む親しみやすさを持っています。
木を刳り貫いて成形することで生まれる、穏やかで豊かな表情が何とも素敵。
艶消し仕上げの漆塗りで、ぱっと見は陶器のようにも見えるので、持つとその軽さに驚きます。
黒、朱、白漆などの他に、木目が美しい拭漆の器も出品されます。
小鉢としてお使いいただいても良いですが、まずはお椀、使ってみてください。

林健二さんは時代も国も超越したような、独特の感性で器をつくります。
金属的な表層の仕上げのものには、まるで金属のような形を、石のようにも見える釉薬には石のような造形をと、それぞれの特徴を生かすそのバランス感覚が見事。
写真は陽刻された青白磁のお皿と、デルフトのようなまったりした釉薬の器ですが、飴釉なども出品予定。静かに心に響く器です。

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