2014-04-23
原 清(木工)・福本双紅(磁) 展
2002年9月28日(土)~ 10月6日(日)11:00 – 19:00 会期中無休
まさに技量と感性のなせる技。
完璧に美しいフォルム。だけれども人肌感漂うふくよかさ。
原さんは、自ら刳貫いて成形した木地に、朱漆・呂色・拭漆を塗った片口・銘々皿・盛器などの器や、盆、台、蓋物、酒卓などを。ノミ跡ある、程良くざっくりした木地感と、伝統に基づきながらもモダンでオリジナルな形が織りなすハーモニーが抜群です。
華やかながらも深みのある朱漆が人気ですが、木目の美しさをフォルムに生かした拭漆の作品も見事。
いつも大忙しの原さん。作品が一堂に会する貴重な機会です。
’薄氷(うすらひ)’’夕月夜(ゆふづくよ)’などと名付けられた福本さんの作品のみずみずしさ。
昨年の朝日現代クラフト展で、弱冠27歳にてグランプリを受賞。でもご本人はいたってマイペースな、細身長身美人さんです。
薄手の器でいただく冷酒やお薄は、口当たりも器映えも最高で美味。儚そうに見えますが大丈夫、そそっかしい店主も愛用しています。磁器土の焼締、青磁などの釉をかけた器各種、オブジェ的花入など。
色の対比も鮮やかなお2人の共演にご期待下さい。
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