2014-04-23

木曽志真雄(陶)/匙屋さかいあつし(木工)展

sakaikiso2005

2005年10月29日(土)~11月6日(日)11:00 -19:00 会期中無休

すっきり美しく、今の空気が感じられる木曽さんの器たち。薄手でシャープなカタチだけれどもざっくり’土’感、あたたかみも感じられるバランス感覚は抜群。
お洒落で盛り映えするし、他の器とも合わせやすいので、お料理のプロの方々にもファンが多いのです。
独特のマットな質感の織部が人気ですが、宙だけが注文すると木曽さんから言われる?!ツヤの織部も何とも言われぬ深~い色合が素敵です。まさに宇’宙’色というか。他、粉引に織部釉や鉄釉で一部彩った器、マットな黒(鉄錆釉)のみの器など。

さかいさんの匙やお盆、茶托などをを眺めていると、ほのぼの優しい気持ちになれます。
コツコツ作りました感がじんわり伝わってくるのです。
実際そうなので、注文しても出来上がってくる時間が他の作家さんより。。。
なので匙はもとより、お盆類もとても素敵なのに、常設では見ていただく機会がなかなか無く、正直歯がゆい思いをしていました。
去年春、朝日新聞さんの「手仕事紀行」という連載コラムでさかいさんの記事をご覧になった方も多いことでしょう。
古びて丁寧に使い込んだ風の仕上げと新しい感覚の溶け合ったさかいさんの木の小物たちを、この機会に是非ご覧ください。

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